コーヒーの産地の一つでもあるインドネシアのトラジャ。日本ではかなりマイナーな産地の豆で、専門店以外であまり見かけることがない豆ですが、どのような特徴を持った豆なのでしょうか。

まずは知っておきたいコーヒーの産地とは?

トラジャの特徴に触れる前の前提知識として、そもそもコーヒーの産地について皆様は知っていますか?

コーヒー豆は、主に「コーヒーベルト」と呼ばれる、赤道付近の国や地域で育ちやすいため、たくさんの国や地域がコーヒー豆を栽培しています。

しかし、同じコーヒーベルトの上だからと言ってコーヒー豆の味の特徴なども同じかというとそうではありません。

栽培している国、そして栽培しているコーヒーの種類によって、コーヒー豆の味というのは変化していきます。

例を挙げると、ケニアやブラジルなどの国で作られているコーヒー豆は、コクや苦みが特徴のコーヒーとして栽培されることが多く、深入りのコーヒー豆として日本ではよく販売されています。

他方、アジア近辺で作られるコーヒー豆は、深みがあまりなく、酸味や香ばしい香りなどが感じられるような豆が一般的であり、深入りで焙煎されることは少なく、中煎りから中浅煎りで焙煎され、紅茶にも近い味になったりします。

この世に産地ごとによって味が違うのがコーヒーの面白いところであり、コーヒ好きが多数存在する一因でもあります。

初心者におすすめのほかの産地などをお探しの方はこちらの記事も見てみてくださいね

では今回はトラジャコーヒーについて深掘りしていきましょう!

トラジャコーヒーの特徴は?

【味】芳醇な香り。スモーキーな「グルメコーヒー」

トラジャコーヒーは芳醇な香りと、独特なスモーキーさや、クリーミーな雰囲気など表情豊かな味わいから、「グルメコーヒー」と呼ばれることもあります。

フルーティーでさっぱりとした甘みと、軽やかな酸味、そしてコクがあると三拍子そろったコーヒーに仕上がっています。

幻のコーヒー?トラジャの希少性

トラジャコーヒーは一度コーヒーの世界から姿を消してしまったので、幻のコーヒーと呼ばれています。現在は栽培地域も少しずつ拡大していますが、それでも生産量は多くありません。スラウェンの名産品とうたわれた幻のコーヒーであるトラジャはアラビカ種のコーヒー豆の中でも最高峰のコーヒーに位置づけられています。

トラジャコーヒーの栽培方法

トラジャコーヒーは、山岳地帯の小規模農園で栽培されています。機械化が進んでいないため、コーヒー豆の収穫や脱穀、ふるい分けなどの作業が昔ながらの手作業で行われており、農薬も使用していません。

インドネシアの自生種を活用したシェードツリーで厳しい直射日光からコーヒーを守り、収穫後のコーヒーの果肉を堆肥にするなど、自然を生かした持続的な循環農法によってトラジャコーヒーは栽培されているのです。収穫は、コーヒーチェリーが色付く5月から8月に行われます。

トラジャコーヒーのおいしい飲み方

トラジャコーヒーはスモーキーな香りや、優しい酸味と果実のような甘みを感じられる表情豊かなコーヒーです。多種多様な抽出方法でおいしく飲めますが、その中でもおすすめの飲み方をご紹介します。

まずはトラジャの味を知るためにも「ストレート」

まずはストレートに飲むことによってトラジャコーヒー自体のスモーキーな香りや果実を思わせる甘みと酸味を存分に味わいましょう。

幻のコーヒーとも揶揄されるだけあって希少性が高く、一般のコーヒー専門店にも並んでないような豆なので、ハンドドリップでおいしくいただきましょう!

この記事を読んで飲んでいる人がいたらうらやましい!

ミルクを入れてみるのもおすすめ

トラジャコーヒーは中煎りだと酸味や甘みが際立つコーヒー豆なので、ミルクを入れると酸味のとげとげしさが和らぎ、芳醇な香りとともに楽しめるカフェオレが出来上がります。

普段一般のカフェオレより、少しコーヒーの割合を増やし、コーヒー:ミルクの割合を7:3くらいで調節するとよりおいしく味わうことができると思います。

私のおすすめのトラジャコーヒーのリンクも貼っておくのでぜひ飲んでみてくださいね!

幻のトラジャコーヒーをぜひ味わって

トラジャコーヒーは生産が始まり、市場にまた出回ってきましたが、今でも希少性の高いまさしく幻といって過言ではないコーヒーです。インドネシアにはたくさんのコーヒーの種類がありますが、このコーヒーより希少性のあるものはないのでコーヒーマニアの方がぜひとも飲んでみたい豆だといえるでしょう。

ぜひ一度味わってみてくださいね!

ほかのインドネシアのコーヒーについてもみていってください!

「【幻のコーヒー】トラジャコーヒーってどんな味?特徴とおすすめの淹れ方は?」に3件のコメントがあります

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